SNS (Social Networking Service ソーシャル・ネットワーキング・サービス）が全盛ですね！
私はFacebook とインスタは結構長くやっていますが、Twitter だけはどうしても苦手で今まで手を出したことがありませんでした。でもライブドアブログで運営している 2ch まとめサイトの宣伝用に、今日重い腰をあげて初めて Twitter アカウントを作成しました。まだフォロワー０人（笑）。
さて、何かが流行ると当然頭を使ってそれをビシネスにする人々が現れるのですが、そんな中でも限りなくグレー（と言うかほぼ黒）なのが「フォロワーを売る」サービスです。ちょっとお金を出せば1000人とか１万人とかのフォロワーが簡単に買えてしまいます。ココナラでもそのようなサービスが横行していて、金額は大体1000フォロワーで３千円といったところでしょうか（2020年11月現在）。
売主の宣伝文句は「◯◯人増えるまで拡散します」です。建前ではあなたのチャンネル（アカウント）を宣伝し、それを見た実在の人間がフォローするので合法である、と言うことになります。確かに、宣伝をすることは禁止されていないし、見た人の自由意志でフォローすることも止めることは出来ません。
しかし、実際の仕組みはと言えば、多くの場合そのサービスの売主が抱えているネットワーク（外注の場合が多い）に情報を流し、フォロー要員がアカウントをフォローしているに過ぎません。
もしくは別の方法では（これは個人でも出来るのですが）、相互フォローを目的としたサイトに入会し、そのサイトに登録している他の会員のアカウントを自分がフォローすることによって付与されるポイントを使って、今度は自分のアカウントをフォローしてもらったりイイねを押してもらったりするのです。
その相互フォローサイト運営からポイントを購入することも出来、大抵の場合購入したポイントを使うとVIP待遇で早くフォロワーがついたりするようになっています。
これがいわゆる、「収益化ツール」「支援ツール」という名前でココナラやヤフオクで売られている物の正体です。
確かに、フォローしているのもイイねを押しているのもコンピュータの向こうにいる実在の人間なので、売主の言っていることは間違いではありません。しかしその人たちはあなたの写真や動画を見て「良い」と思ってフォローしてくれたわけではなく、ただただ自分がポイントを稼ぐために登録サイトの画面に出てくるアカウントを片っ端からフォローしているに過ぎません。
当然、自分のメインアカウントでそんなことをするわけもなく、それは間違いなく「ポイント稼ぎ用」に作った捨てアカなのです。だからフォローしてくれていても、次に彼らがあなたの写真や動画を目にすることは永遠にないでしょう（もっと悪い場合、ポイントを稼ぎ終わったらその人たちはとっととフォローをやめてしまうこともありえます）。
インスタなんかを見ていると、「え、なんでこんな一般人がフォロワー１万人？」というのを見かけたりしませんか？フォロワーを買っているかどうかの見分け方は、フォロワー数と比べて極端にその本人がフォローしている人数が少ない、もしくは、フォロワーが異常に多いのに投稿にイイねがほとんでついていない、などでバレバレです（イイねを買うことも出来るので、イイねが異常に多い場合はコメントがそれに見合うだけ書かれているかチェックしてみてください）。
時々、「ネットビジネスで稼ぐ」と謳っているサイトなんかを読んでいると「自分のサイトの宣伝のためにフォロワーを買うという手もあります」とか書かれていることがあり「ああ、実態を知らないのね〜」と苦笑してしまう時があります。3000人買ったところで、その人たちはあなたのサイトを見てはくれません。なので宣伝目的でフォロワーを買ってはいけません。
ただ、例外があります。アカウントを立ち上げたばかりの時、見栄えを良くするために200人くらいのフォロワーがあっても良いかなあとは思います。本当に興味を持って見に来てくれた人が、フォロワーが３人しかいないのを見たら「あれ、この人、人気がないんだ ＝ 内容がつまらないんだ」と思われかねません。ただ、その際もフォロワー200人に対しあなたがフォローしているのがたったの５人とかだとあまりにも怪しいのでそれなりの人数をフォローしておくべきとは思います。
いやあ、実際私もココナラやヤフオクでフォロワーや収益化ツールを売ろうと思えば出来なくもないんですが（笑）。ただそれは私的にはグレーではなく「黒」になってしまうので、手を出すことはありません。
以上、SNSのフォロワーを買ってはいけないというお話でした。
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